日露の隔たり埋まらず 平和条約交渉 ロシアは強硬

概要

河野外相とロシアのラブロフ外相は10日午前、モスクワで北方領土を含む平和条約締結交渉を巡って会談を実施しました。ラブロフ外相は「両国間には依然として大きな隔たりが残っている」と強硬姿勢を崩すことはありませんでした。6月に予定する日露首脳会談に向けて打開策を探る狙いがありましたが、交渉は長期化する形になりそうです。

 

決定事項

両外相は外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を月末に東京で開くと確認しました。また、ラブロフ氏は30日から訪日し、外相会談も予定しているということです。北方領土の共同経済活動に関する作業部会を20日と21日にモスクワで開催することも一致しました。

 

ロシア側の主張

 

共同記者会見時ラブロフ「国連憲章でも検証された第二次世界大戦の結果を日本が確認する必要がある」と主張し、戦争の正当な結果として北方領土がロシア領になったとする歴史認識を示しました。

北方領土占領の歴史

ソ連軍は828日、日本が終戦を迎えたにも関わらず野心を明らかにし、択捉島に上陸します。91日には国後島、色丹島に上陸。93日には歯舞群島を占領しました。1946129日、GHQは日本の行政区域に定める指令(SCAPIN-677)を出します。これで千島列島、歯舞、色丹は日本の行政範囲から正式に省かれます。このときから日本の施政権は北方領土に行政権が及ばない事になって現在までに至っているという状況です。ソ連が北方領土占領するにあたって、日本とソ連両者に損害が出ています。日本は死者256名、負傷者762名出しており、ソ連側は死者516名、負傷者及び行方不明者1051名出しております。この数字を見るとソ連側の犠牲者の数のほうが多いことがわかります。

現在のロシアとしてもここで交渉だけで北方領土を返還するということになると死者と負傷者合わせて1567名の犠牲をすべてチャラにするということになりますから、納得出来ないのも理解できます。

 

北方領土解決方法

解決方法としてはお金で解決させる方法と、戦争の二択しかないと思います。ただし、お金による解決方法についてはかなり難しいと思います。それは、プーチン氏が「お金で解決しない」と断言しているためです。そして、資源掘削の共同開発を持ち出しましたが、見事に日本側ははめられてロシアのみが得するような状況になりました。掘削するためにどうしても日本の技術が必要でした。そこで当初は日本とロシアが協力して日本が技術を提供してくれたら、資源を分け合おうという契約だったのですが、見事に裏切られました。ロシアに技術も資源も持っていかれたという有様です。これ以上ロシアにお金を投入するのはやめるべきだと提案します。しかもこれは日本人の税金でやっていることですからね。無駄遣いってレベルじゃないですよ。総額3億円だったと思います。

 

維新・丸山穂高議員の「戦争によって解決するしかない」発言

13日に北方四島の国後島から寄港したビザなし交流の訪問団に参加していた日本維新の会の丸山穂高衆議院議員が元島民らから島返還の手段として戦争を持ち出して抗議を受けていました。

丸山「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか?」

団長「戦争で?」

丸山「ロシアが混乱しているときに取り返すのはOKですか?」

団長「戦争なんて言葉を使いたくないです」

丸山「でも、取り返せないですよね?」

団長「いや、戦争はすべきではない」

丸山「戦争しないとどうしようもなくないですか?」

団長「いや、戦争は必要ないです」

 

この一連の発言について丸山議員は謝罪をしています。

 

実際、問題について考えてみると丸山議員の主張は一理あると思います。話し合いで領土が増えるということになるのは恐らく世界初のことですし、そんな簡単にロシアが貴重な領土を手放すとは考えていないでしょう。ただ島民は戦争はしたくないといいます。私個人の意見としては島に対する愛情がその程度であれば領土返還を求めても意味がないと思っています。血を流してまでも領土を返還させるんだ!という島民の意思がないと誰も問題解決に動きませんよ。とはいえ、あえて戦争で解決するっていう提案を直球で投げかける丸山議員もどうかな~と思いますが。

日露の隔たり埋まらず 平和条約交渉 ロシアは強硬

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