いすずと日野が国産初のハイブリット連接バスを共同開発

いすゞ自動車と日野自動車は524日、国産初のハイブリッド連節バスを共同開発、近日中に両社より発売する予定だと発表しました。

 

いすゞ自動車と日野自動車は商用メーカーの社会的責務としてドライバー不足や環境問題といった社会課題の解決に向けて共同開発に取り組んでいました。環境負荷低減と同時に安全・効率的な大量輸送を実現するために今回開発されたのがハイブリッド連節バスと高度運転支援システム・ITS技術については早期実用化を目指してきました。

 

 

今回、両社で開発したのはハイブリッド連節バスです。日本の道路事情を踏まえた車両寸法として、ハイブリッドシステムの採用により環境負荷低減にも配慮しています。小排気量でありながら十分な高出力・高トルクを発揮するようなA09エンジンを採用しています。また、エンジンとモーターの間にクラッチを配置することでエネルギー回生効率を向上させるとともにモーターのみによる発進を可能にして少燃費と環境性能を追求しました。

さらに今回は定員120名という大量輸送能力を備えており、乗客の利便性と輸送効率向上に貢献しています。前車室はフルフラットとして、後車室もノンステップエリアを広く確保するとともに、連節バスとして最適なシートレイアウトにより、乗客の利便性、快適性を実現しています。

また、安全装備として路線バス世界初となる「ドライバー異常時対応システムEDSS: Emergency Driving Stop System」を搭載しています。ドライバーに急病などの異常が発生した時に、乗客や乗務員が非常ブレーキスイッチを押すことで減速して停止できるようになっています。立席の乗客の安全性に配慮して、路線バスに適した制御に設定されているようです。

両社は次世代交通システム(ART: Advanced Rapid Transit)での活用を想定した連節バス用のITS技術も開発しました。その一つであるプラットホーム正着制御は路面上の誘導線をカメラで認識し、自動操舵、自動減速によってバス停へ誘導することで運転操作を支援します。バス停側の対応と合わせて隙間・段差の解消することで円滑な乗降を実現します。

車間距離維持システム(CACC)では、先行者の加減速の操作情報を通信で後続車に送ることで先行者との車間距離を高精度に制御し、無駄のないスムーズな加減速を可能とします。ミリ波レーダーにより障害物および先行車両を検知し、衝突の可能性がある場合はディスプレイ表示や警報音でドライバーに警告する衝突警報も開発しました。

さらに、バスの走行特性に対応した路車間通信(ITS専用周波数)による安全支援や、バス優先の信号制御を行う高度化PTPS(公共車両優先システム)に対応しており、車群走行時は、車と車感の通信も活用し車群の構成やダイスを把握し、車群単位での信号通過やバス停発車を支援する機能も備えており、輸送力・速達性・定時性の向上に貢献していくようです。

 

 

技術が盛りだくさんの今回の開発車両が市場で走るのを楽しみにしています。日本の道路は大変狭いですから、連節バスが走行する区間というのは限定されると思いますが、機会があったら乗ってみたいと思います。システムが盛りだくさん過ぎて逆に心配だったり(笑)安全走行が何よりですからね。市場に多く出回ることを期待します。

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