64コア/128スレッドのAMDのモンスタープロセッサ「AMD EPYC 7742」が驚異のベンチマーク結果を達成

【ここに来てAMDが躍進!】

AMDが2019年8月に発表した、サーバー向けプロセッサが「AMD EPYC 7742」です。AMD EPYC 7742は7nmプロセスで製造されており、CPUのコア数が64、スレッド数が128、ベース周波数は2.25GHz、ブースト周波数は3.4GHz、L3キャッシュは256MB、基本TDPは225W、PCI Express 4.0レーンが128、メモリ容量は最大4TBというモンスター級のスペックを誇るプロセッサ。そんなAMD EPYC 7742を、Intel製のサーバー向けプロセッサであるIntel Xeon Platinum 8180Mと比較するベンチマークテストをServeTheHomeが行っています。

【ベンチマークテストの結果】

ServeTheHomeが、2つのAMD EPYC 7742を用いたシステムと、4つのIntel Xeon Platinum 8180Mを用いたシステムをベンチマークテストで比較しました。4つのIntel Xeon Platinum 8180Mを用いたシステムを比較対象とした理由について、ServeTheHomeは「Intel Xeon Platinum 8168×8のシステムも存在したものの、期待していたよりもパフォーマンスが低かった」と述べています。なお、ベンチマークテストの結果は「明確にAMD EPYC 7742の方がハイパフォーマンスを披露した」とのことです。

比較対象となった2つのプロセッサのスペックは以下の通り。

◆AMD EPYC 7742

コア/スレッド:64/128

TDP:225W

ベース周波数:2.25GHz

ブースト周波数:3.40GHz

L3キャッシュ256MB

PCIeレーン:PCIe 4.0×128

メモリタイプ:DDR4

メモリチャンネル:8

価格:6950ドル(約74万円)

◆Intel Xeon Platinum 8180M

コア/スレッド:28/56

TDP:205W

ベース周波数:2.50GHz

ブースト周波数:3.80GHz

L3キャッシュ38.5MB

PCIeレーン:PCIe 3.0×48

メモリタイプ:DDR4

メモリチャンネル:6

価格:1万3011ドル(約140万円)

ベンチマークテストに使用したベンチマークソフトはGeekbench 4で、複数回にわたりテストが行われています。

なお、ベンチマーク結果には4つのIntel Xeon Platinum 8180Mを搭載したシステムは「Dell PowerEdge R840ラック サーバー」、AMD EPYC 7742を2つ積んだシステムは「AMD Corporation DAYTONA_X」と表記されています。

ベンチマーク結果は以下の通り。Intel Xeon Platinum 8180M×4のシングルコアスコアが「4700」、マルチコアスコアが「155050」。これに対して、AMD EPYC 7742×2のシングルコアスコアは「4876」、マルチコアスコアは「193554」です。

【AMDコスパ最強説】

2つのシステムを比較すると、シングルコアスコアは最大3.74%、マルチコアスコアは最大24.83%もAMD EPYC 7742×2のシステムがパフォーマンス的には優れています。また、Intel Xeon Platinum 8180M×4が約560万円、AMD EPYC 7742×2は144万円の費用が必要となることから、コストパフォーマンス的にもAMD EPYC 7742×2のシステムが圧倒的。なお、ServeTheHomeは細かな微調整などを一切行っていないため、大手ベンダーからAMD EPYC 7742向けのデュアルソケットが登場すれば、マルチコアスコアで20万を簡単に超えるのではと予想しています。

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